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宮城正享工房 三彩点打6寸鉢

宮城正享工房 三彩点打6寸鉢

2015年10月 副島秀雄
製作地:沖縄県読谷村

沖縄・北窯の宮城正享工房でつくられた6寸鉢です。
宮城正享工房というと筒の中に化粧土を入れて唐草などを施す「いっちん」模様が有名ですが、こちらは外側は白掛けのみ、縁に鉄釉が施され、内側に飴と緑の釉薬による点が所狭しと打たれています。
強い火で焼かれ緑釉が流れたことで、力強く、勢いのあるものに仕上がっているところを気に入って手に入れました。

やちむんの伝統を踏まえたつくりでありながら、野性味があるものが多い宮城正享工房のうつわ。
この鉢もつくりは見ての通りとても分厚く、どっしりとしており、持ってみるとずっしりと重さがあります。
以前、久野恵一さんが秋月に来た時、ちょうど小石原焼の太田哲三さんが立ち寄ってくださり、縁側でお話をされていたのでこの鉢に果物をいれて出しました。
すると「これだけ重たくて分厚く引かれたものが良いと評価されるのは沖縄くらいだよな。これはなかなかいいよ」と言ってくださっていたのが印象的でした。
重いから良いというものではありませんが、沖縄らしい明るさや大胆さを持ち合わせ、重さがある分しっかりと入れたものを受け止めてくれ安定感があります。

日常の食卓で果物の他にも煮物やお菓子など様々なものを入れて使えるので重宝しています。
普段使いの逸品としておすすめします。