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手仕事調査:九州地方

佐賀県唐津市 東風窯

佐賀県唐津市 東風窯

2014年10月15日
訪問地:佐賀県唐津市

東風窯の登り窯は、竹を真二つに割ったような直炎式の割竹式登り窯です。

登り窯の説明をして下さる東風窯の中村惠子さん。

一番手前の扉があるところが「胴木の間」と言い、ここで1000℃になるまで
薪を焚きます。1000℃になるまでが大変で、900℃ぐらいでまぁいいかとも思うことも
あるそうですが、そうすると後が大変なので頑張って1000℃になるまで
薪を炊き続けるのだそうです。

これは一の袋。この窯には胴木の間以外に3つの袋があり、そこで器が焼かれます。
主に使うのは一と二の袋。一の袋と二の袋、またその中に火裏と火前があって、
それぞれ温度が異なります。
胴木の間に近い一の袋の火前で約1400℃、二の袋の火裏になると、1270℃ぐらいに。

場所によって焼き上がりも変わるので、一の袋は朝鮮唐津、二の袋は絵唐津というように、
物によって焼く場所を大体決めているのだそう。
(ちなみに唐津の主な装飾技法は、絵唐津、朝鮮唐津、粉引があります。)

中まで入る西村さん。何が見えたのでしょう?

こちらがその中。

胴木の間の炎がこの穴から吹き出し、この袋の中をぐるぐると巡るのです。
そして同じように二の袋、三の袋へと炎は進みます。

こちらは薪となる赤松の木。

こちらが朝鮮唐津のお皿です。

 

手仕事フォーラム 今野昭彦