手仕事フォーラム〜手仕事の品をとり入れた生活の素晴らしさを

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花御所と西条

花御所と西条

2008年11月8日
語り手:阿部一郎

鳥取で果物と言えばまず第一にあげられるのが皆様ご存知、二十世紀梨ですが、実はもう一つかくれた銘品と申しますか、全国一の生産量を誇る果物があるのです。それは花御所柿といって、県の東部を中心に広域で作られている甘みが強い柿です。

海外ではトマトが赤くなると医者が青くなると言いますが、鳥取ではそのトマトが柿に代わるようで、それ程ビタミン類を多く含む果物です。

原産は中国ですが奈良時代から国内で栽培され、アジアやヨーロッパでも「kaki」の名前が通用する様です。

柿の葉にも同様に、ビタミンCとカロチン、タンニンが多く含まれ、効能にすぐれ県の東部では柿の葉茶としてよく飲まれ、防腐作用もあるので、お寿司をそのまま巻いて柿の葉寿司として郷土料理にもなっています。

鳥取の街を出て岡山への道すがら両脇を見るとたわわに実った柿が赤々として何十キロも続き、よく晴れた小春日和にはその青空とのコントラストが見事です。

強い甘みと独特の渋味があるのが柿ですが、一番の敵はカラスです。各農家でもいろいろな工夫をして防いでいますが、やはり2〜3割は食べられてしまうそうです。