手仕事フォーラム〜手仕事の品をとり入れた生活の素晴らしさを

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夏から秋へ

夏から秋へ

2009年9月1日
語り手:阿部一郎(たくみ割烹)/ 写真:田中良子

 春先から苺、メロン、スイカ、梨、葡萄、柿、そして冬というのが鳥取の果物の天然の甘味の暦ですが、今 まさにスイカから梨へと変る季節です。スイカも梨も全国で1.2を争う生産量で、鳥取で梨と言えばもちろん二十世紀梨です。こういう水気の多い果物は、鳥取の水はけの良い砂地が甘味を増す為の大きな要素となる訳ですが、今年の七月の長雨、そして冷夏と異常な気候がかなり影響しています。まず、スイカですが、中心部分の甘味は通常と変わらないのですが、皮に近い白い部分の幅が広いのです。例年、美味しいスイカは、皮のぎりぎりのところまで赤みがかった部分が有るのですが、今年はずいぶん白い部分が大きいのです。そして梨ですが、いつもは緑がかった草色の皮が、今年は黄色っぽいのです。そして甘味も少し足りない様に思います。

 異常気象は様々な形で、海のものも山のものにも多大な影を落とし、我々の日常の暮しにも目に見えて影響しています。