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小鹿田の優れた工人2

小鹿田の優れた工人2

2008年4月17日
語り手:横山正夫

 前回に引き続き、小鹿田のもう一人の優れた工人の作品をご紹介します。
 優れた作品の前では、昔の物、今の物の区別も、また、作品解説も不要でしょう。ただただ作品を見て頂きたいと思います。

時を同じくして、時代区分を越えて日本を代表する二人の民窯の工人が、しかも、同じ小鹿田で仕事をしている事が驚嘆に値します。
二人それぞれに、素晴らしいのですが、それぞれに、人としての性格、個性を持ち、それが、作品に現れていることが、またおもしろい所です。
今回ご紹介している、工人の作品には、手慣れた早さ、繊細さと共に、豪快さが見て取れます。特に、最後にご紹介した傘立てを見て頂くとよく分かるのではないかと思います。この様な火ぶくれ、轆轤の段の存在など、作為を持って作れば、嫌みになりますが、無意識の中から生まれたこれらの欠点はむしろ、それを補ってあまりある力強さ、豪快さを生み出しています。
小鹿田には、この二人の工人の跡を継ぐ若い工人が育っています。将来が楽しみです。