手仕事フォーラム〜手仕事の品をとり入れた生活の素晴らしさを

ホーム>連載・手仕事レポート>昔の物 今の物>現代の食生活にマッチした器

昔の物 今の物

現代の食生活にマッチした器

現代の食生活にマッチした器

2008年7月4日
語り手:横山正夫

 昔の物と今の物を対比させようとする時、その生活様式の変化から、現代では作られていない物も多く、なかなか対比が出来ないことがあります。また、昔からの伝統の有る民窯は、昔が和食の生活であったため、どうしても伝統のある和食器の制作から現在に至っています。そのため、民窯の製品は洋食や中華料理には向かないのではと考えがちです。
 しかし、昔の物も今の物も使い方次第で、現代の食生活にマッチした使い方が出来るのではないでしょうか。
 正鵠を得た例とは言えないかも知れませんが、一例として、我が家の例を挙げさせて頂きます。我が家では、土曜日、ないし日曜日に家族五人が揃うときに、中華料理やスパゲッティを作ります。その際一つ盛りにして、食卓で各自が自分の分を取り分けます。この一つ盛りにするときの容器として、一尺(30センチ)前後の皿または鉢を幾つか使い分けています。よく使う鉢として、小鹿田の九寸鉢をご紹介します。

この鉢は、いまも作られているのか分かりませんが、和洋中華いずれの料理にもつかえ万能の器です。
 また、少し脇道にそれますが、スパゲッティと言えば、サラダ容器もご紹介しなければなりません。
 以下に、小鹿田と湯町の物をご紹介します。

小鹿田の墨流しの六寸強の鉢です。サラダボールとして丁度良い大きさです。

湯町のガレナ釉薬の手付き鉢です。大きさは上の小鹿田の墨流しとほぼ同じです。これらの鉢にサラダを盛ると野菜もまた器も栄えます

 今回の昔の物今の物は従前のご紹介と多少趣が異なり、恐縮ですが、民窯イコール和食の感覚を少しでも変えていければと思い掲載しました。
 なお、最後に、昔の物でも現代生活に十分利用できる例として、会津本郷の尺皿二枚をご紹介して、本稿を終わります。