手仕事フォーラム〜手仕事の品をとり入れた生活の素晴らしさを

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デルフトタイル

デルフトタイル

2012年10月11日
語り手:横山正夫

 タイルは、古代から建築材として、壁、床に貼られて、防火、防水、防湿の役目を果たしてきました。この用途だけなら無地で用が足りますが、人はここでも遊び心を忘れません。人はこのタイルに、古代から種々の装飾を付してきました。
 デルフトタイルもこの古代からの流れで、スペインから16世紀にもたらされたと言われています。オランダではデルフト以外でもタイルを生産していたのでしょうが、オランダのタイル一般をデルフトタイルと呼んでいます。
 オランダでは、その気候風土からタイルを床、壁に使用し、一般庶民の家庭でも使用したため、大量に生産されました。この手作り、大量生産がもたらしたものは、素早く、かつ省略された絵付けによる美しい陶画です。タイルの白地に呉州で描かれた風景、草花、職人、農民、騎士等の人物等は何とも言えないほのぼのとした味わいがあります。
 外国の品ですが、日本の手仕事にも通じるものがあると思い、ご紹介しました。
 以下にデルフトタイルをご紹介します。大きさは約13センチ四方です。