手仕事フォーラム〜手仕事の品をとり入れた生活の素晴らしさを

ホーム>連載・手仕事レポート>昔の物 今の物>パン切り台

昔の物 今の物

パン切り台

パン切り台

2014年9月3日
語り手:横山正夫

 パン切り台をご紹介します。

 パン切り台とは、文字通りパンを切り分ける時にその台として使用する物です。トーストしたパンを載せたり、また、ハム、チーズを切ったりと食卓で重宝する物です。
現代は、朝食はパンという方も多いと思います。パン切り台をご紹介するわけですが、勿論日本の昔の生活には存在しないパン食の道具ですから、日本の昔の物は存在しません。パン切り台をインターネットで検索すると、板状の物、すのこ状の物が作られていることが分かります。しかし、味気ない実用一点張りの品物には興味が持てません。日常生活で常に使用する物ですから、愛着を持って育てていける物を選びたいものです。この基準から以下に英国の昔の物と現代の物をご紹介します。

 まずは英国の昔の物です。切り台を一段高くして、その周りに麦の繪を浮き彫りにし、文字を彫ります。暖かみのある美しい切り台です。材質は重く粘りけのある木材を使用しています。

 二番目の切り台は鳥取の吉田璋也氏がデザインしたもので、富山のわたなべ木工が製作している物です。材質は栃を使用しています。シンプルで飽きのこない姿です。

 パン切り台は、単なる一枚の板でも事足ります。しかし、ほぼ毎日使う物ですから、生活に潤いを与えてくれる物を選びたいものです。