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次郎さんの線彫り

次郎さんの線彫り

2015年6月29日
語り手:横山正夫

 金城次郎さんは、ご存じの通り、人間国宝に認定された沖縄を代表する職人です。その代表的モチーフが線彫りの魚紋でしょう。壺屋時代、読谷時代を通して彫られてきました。線彫りで表現された魚や海老がまるで海の中を泳いでいるかのごとく生き生きと描かれています。数え切れないほどの機体に線彫りを繰り返したことにより、線彫りの線に淀みがなく、これが描かれた魚や海老に生命観をもたらしているものと考えられます。
本項では様々な機体に描かれた次郎さんの線彫りをご紹介します。
 まずは大皿です。

大抱瓶です。

小抱瓶です。

筆筒です。

徳利です。

カラカラです。

酒杯です。

楊枝立です。

中皿です。

鉢です。

壺です。

扁壺です。

 以上、次郎さんの線彫りをご紹介してきましたが、現代沖縄の焼き物は次郎さんの影響が多大で、その形や線彫りにしても次郎さんの亜流と見られる物が多々あります。しかし、次郎さんの生き生きした線彫りを超える物になかなか出会えません。次郎さんの線彫りは次郎さんのものであり、現代の制作者は沖縄本来の線彫りも参考に製作をして欲しいと個人的には思っています。
 以下に、以前ご紹介した沖縄の古い線彫り作品をご紹介して、本項を終わります。