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小鹿田の今後

小鹿田の今後

2015年10月7日
語り手:横山正夫

 小鹿田焼が手仕事の模範となる窯で、歴史に名を残す名工を輩出してきたことは手仕事フォーラムの皆さんにはすでにご承知のところと思います。これらの名工は、伝統を承継しながら個性あふれる名品を作り出してきました。そして、これらの名工の技は次世代へと受け継がれなくてはなりません。そして、幸いにも小鹿田には、これらの名工の後継者と言える工人が既に活躍しています。
 本項では、この工人の作品をご紹介します。

 

 まずは、10年以上前の飴釉薬飛鉋の尺皿です。すでに小鹿田を代表する風格を持っています。

 二枚目の写真は口付の大徳利で、左右の刷毛目、頂部に飴釉薬をあしらいます。口の付け方、胴部の指描きの二本線、全体のバランス、還元による鼠色の地肌と相まって破綻のない美しさです。

 三枚目の写真は所謂うるか壺です。形の美しさ、窯変による地肌が見事です。

 すでに、小鹿田を代表する存在となったこの工人のなお一層の精進を期待します。小鹿田の昔の物は、馬に品物を括り付けて山を下り、そのため機体を出来るだけ軽く仕上げたとも言われています。また、小鹿田の大皿、大辣韮壺の技術は後世に残さねばなりません。
 期待を込めて、エールを送ります。